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    ■2016年8月18日  結婚と恋愛について雑感④  

    前項で私が初めて結婚を意識したのは14歳中学二年生の時だと書きました。

    それは事実です。しかしそれはそれは単純な動機からでした。

    好きになった異性とは出来るだけ一緒にいたい。誰にも取られたくない。自分だけの特別な存在になって欲しい。

    そうこの三つの願望を全て叶えられる制度こそが、 結婚 という制度だと言うことに気づいたのです。

    もし好きなあの子と結婚出来たらなんて素敵なことなのだろうかと、無邪気ながら真剣に考えました。これが私の結婚願望の始まりだったのです。

    当時から大好きだったフォークシンガー吉田拓郎の大ヒット曲「結婚しようよ」に大分触発されたのも事実です。

    また当時は、南こうせつ&かぐや姫の国民的名曲「神田川」の題材でも知られるように、一大同棲ブームのまっただ中でも有りました。

    私自身もとにかく一度異性と二人で暮らしてみたいという願望はもの凄く強いものが有りました。しかし私は結婚の方に強く惹かれました。

    同棲について歌った歌は四畳半フォークと言われ、どこかに貧乏、道ならぬ恋、日陰者、決して報われることの無い恋、哀しいEndingというイメージがつきまとっていました。

    それに対し結婚には、祝福、歓喜、晴れ舞台、そして何よりも誇りに満ちあふれていると感じ、同棲よりは結婚の方が遙かに輝きに満ちあふれていると感じたからです。

    まあ所詮中学生ですからそれ以上の事を考える訳も無く、純粋と言えば純粋過ぎるほどの結婚願望だった訳です。

    さて前項の続きですが、なんと相手の子から一度外で会ってみたいという奇跡的な回答を貰い、私はまさに狂喜乱舞しました。完全に舞い上がってしまいました。

    そして忘れもしない初デートの時が来ます。

    明けて翌年正月1月2日の日です。場所は市の中央公園です。

    所詮中学生ですから無理も無いかとは思いますが、今考えると何が哀しゅうてクソ寒いさなか、より寒い屋外の公園なんかで会おうとしたのか?もう最初からデートスポットの選択を誤っています。

    案の定私の人生初デートは、あまりにも情けない結果となり、今思い出しても最低の根性無しだった当時の自分に腹が立つ位です。

    私は緊張の余り声すらかすれて、満足に会話することすら出来ない状態でした。焦れば焦るほど言葉を失い、いわんや告白や男女交際の申し込みなど出来るはずも有りませんでした。

    せめて普段通り明るく快活な自分を見せて、少しはせっかく寒い中来てくれた彼女を褒めたり、喜ばせて挙げれば良いものを、それすら口に出せずポツリポツリと世間話をするだけで精一杯でした。

    そんな自分が歯がゆくて情けなくてデート中ずっと悶々といていたのを覚えています。

    それでも彼女は良く2時間もそこにいてくれたものだと今となっては感謝の念に堪えません。

    見回せば冬戯れた光景、何本かの冬木立が余計寒々とした姿で目に映るだけ。私に取ってもこんなミジメな経験はこの時が初めてでした。

    そんな訳で彼女から見た私の第一印象は、これ以上無いほど最低のものだったと思います。

    まさに五輪真弓の大ヒット曲「恋人よ」の歌詞、「枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さをものがたり 雨に壊れたベンチには 愛をささやく 歌もない」そのものでした。

    その日を境に私に取って恋はウキウキした楽しいものから、一転辛く、苦しく、自己嫌悪に苛まれ続ける日々へと激変しました。

    実はこの話はまだこれで終わりでは有りません。更に歓喜と絶望が続けて訪れます。この後彼女との仲はどうなっていったかと言うと、、、、、

    以下次回へ続く

    4無題

    ■2016年8月15日  結婚と恋愛について雑感③  

    前項では恥ずかしながら私の初恋についてカミングアウトしました。

    きっと皆様の胸の中にも去来するものがある事でしょう。初恋のストーリーは千差万別です。

    きっとこの世に生まれてきた人間の数だけそのストーリーは存在するのでしょう。

    ここから私の激動の思春期が始まりました。

    恋多き男と言えば聞こえは良いですが、ただ移り気なだけの私に取って時には残酷な現実を繰り返し突きつけられる羽目となったのです。

    そう、何度も何度も風邪をぶり返しひき、段々こじらせて終いには高熱で立ち上がる事さえも困難になるという最悪の道程です。

    また突然ですが、皆さんが初めて結婚を意識したのは何歳くらいの時でしたか?

    これもまさに千差万別でしょう。勿論男女によっても、生きてきた時代や住んでいる場所によっても大きな違いがあるでしょう。

    私が初めて結婚を意識したのは早く、14歳中学二年生の時です。

    前項からの話の続きになりますが、私は初恋以来学年が変わる度つまりは一年に一回のペースで恋を重ねて行きました。

    今思えば本当に節操の無い少年時代だったと思います。

    しかし当時は所詮虫取りして遊んでいるような子供でしたので、お付き合いするとか、告白今で言うコクるなんてこともせずに、ただただ学校で仲良く出来れば満足でした。

    しかし男子なら誰もが味わうように、第二次性徴を迎える頃には思春期の特徴でもある異性に対する激情が一気に爆発します。

    こうなったらもう好きな子を見ているだけではとても満足できなくなり、同時に激しい嫉妬心も芽生え、なんとか自分だけの特別な存在になって欲しいという狂おしいまでの独占欲に日々苛まれるようになります。

    私は中学二年の時に、別のクラスにいる今まで全然知らなかった子に一目惚れしたときに、いきなり今までに味わったことの無いその強烈な衝動に駆られました。

    もうそうなるといても立ってもいられません。何とかこの想いを相手に告げて、いわゆる男女交際をしたい、両思いになって彼女になってもらおうと色めき立ちました。

    しかし当時は携帯電話やメール、ラインなんてもは当然存在しておらず、電話と言えば大抵はどこでも茶の間に置いてある黒い固定電話だけ。

    従って意中の子と、しかも全く知らない子と個人的に接触し、ましてや告白したり交際を申し込むっていうことは至難の技でした。

    さあここでいよいよ仲人役の出番です。

    私と彼女の共通の友達にこちらの想いを伝え彼女との仲を取り持って貰うのです。

    そう名付けて恋のキューピット大作戦です。

    なんせそんな時代だったから、結構みんなが面白がって快くキューピット役を引き受けてくれました。

    こちらとしてはその数少ないチャンスに色めき立ち、高鳴る胸の鼓動をおさえつつ一日千秋の想いでキューピット約の友達(私の時は女友達でしたが)からの吉報をひたすら待つわけです。

    私も何度も経験しましたがキューピット役もまた腕の見せどころです。

    このシステムって何かに似ていると思いませんか?

    そうこれこそまさに仲人型の結婚相談所のシステムそのものなのです。

    だから私は中学生の時から知らず知らずとこのシステムを利用していた訳です。まさにこれも何かの縁でしょう。

    さて気になる結果は、、、、。

    次回に続く、

    ■2016年8月12日  結婚と恋愛について雑感その②  

    結婚と恋愛について雑感その②です。

    前項で恋は流行病のようなものと書きました。そう病だから恋をすると、時に切なく、もどかしく、辛い思いをします。

    でも恋をしている人は皆輝いて見えます。

    それは人は恋をすると日常何気なく過ぎてゆく時間や、見慣れた風景、空の青さや木々の緑さえ全てが鮮明に色濃くそして愛おしくすら感じるようになります。

    ちょっとしたことで感動してみたり、落ち込んだりします。

    恋をすると皆詩人になります。様は感受性が通常の何倍も豊かになっているのです。

    そして何よりその恋を一歩でも前へ進めようと皆必死になり、自然と前向きな生き方に変わります。ですから他人から見れば輝いて見えるのでしょう。

    そう今回は初恋の話でしたね。きっと皆さんにもその記憶だけは鮮明に残っているでしょう。何十年経っても色褪せぬ甘酸っぱい思い出として。

    初恋っていうものはそれくらい人にとっては特別なものなのですね。

    大抵の人間には皆遅かれ早かれその時はやってきます。

    私にその時が訪れたのは小学校4年生の時でした。

    近くに住んでいる美少女で、それまでも可愛いなあとなんとなく気にはなっていましたが、4年生になるときのクラス替えで偶然にも同じクラスになりました。

    そして遂にその時を迎えることになります。

    それまでは全くといって良いほど異性を意識せず、男子も女子も同じように話しをしたり、ふざけあったり、近所で遊んだりしていたのですが、何故か彼女の前では普段通り話をする事が出来ず、異様に緊張し心臓ががドキドキしだしたのです。

    何故かいつもいつもその子の事ばかり考えるようになり、日々のTensionが異様に上がったのを覚えています。

    同じクラスだったので毎日会えるわけでそれだけで嬉しく、学校へ行くことが大好きになりました。それだけでも幼き私にとっては大変な変化でした。

    少しでもその子と長く話しているだけで凄い幸福感を感じ、なんとかいつも近くにいたいと考えるようになり、次の段階として色々と作戦を考えるようになりました。

    当時は班長になればその子を同じ班に呼ぶことが出来たので、何が何でも班長になろうと後先考えずに班長に立候補し無事当選しその子と同じ班になることに成功しました。

    まさに恋のPowerはもの凄いものが有ります。私などこの時点で人格まで変わってしまったくらいですから。

    こうして私の初恋は始まりました。しかしそれはまたつらい現実や切なさ、苦痛、絶望感を繰り返し味わうという永い永い闘いの幕開けでもありました。

    まさに激動の思春期のスタートです。

    以下次回へ

    ■2016年8月11日  結婚と恋愛について雑感①  

    皆さん、突然ですが恋をしたことが有りますか?

    そう、ただ相手のことが好きと言うだけじゃ無く、熱病に冒された見たいに、いつ何時でもその人のことが頭から離れない。
    心臓病にかかったが如くその人の事を思うだけで、心臓の鼓動が高まりドキドキしてしまう。

    他の誰とでも普段は気さくに話が出来るのに、何故かその人の前へゆくと、本当は凄く嬉しいのに金縛りに遭ったように異様に緊張し普段のような会話が出来なくなる。そしてそのもどかしさに苦しみつつもいっそう想いは募るばかり。

    ただただ逢いたい。側にいたい。それだけで強烈な幸福感を感じる。逢えるまでの時間が永いほどいっそう想いは募る。

    こういった症状が現れたら、すなはち恋に落ちたと言えるでしょう。

    恋って言うのは人間にとって実に特別で摩訶不思議な感情ですね。これはもう流行病にかかったようなものです。

    特に片思いの恋ほど、その症状は重篤です。実に苦しいんだけど、何よりも強い幸福感にも包まれています。

    生きてることに充実感を覚え、その切なさや、幾多の妄想からいつしか自分がドラマの主人公になったような感覚に陥ります。

    仮に恋の結末がどうであれ、その時に起こった真実は、その人の記憶に深く刻まれ何十年たっても消えない思い出となるのです。

    ですから恋は熱病のようなものと良く言われますが、人の成長には欠かせない経験の一つであり、大きな学習効果が得られます。
    だからやっぱり恋と言うものは、喜びや哀しみといった感受性を高め、情緒豊かな人間味を形成する上で素晴らしいものだと拙は感じます。

    ここからは私の自伝です。自らの体験を世間にカミングアウトすることはとても恥ずかしい事ですが、実体験ほど人の心に届くものはありません。まあ自分一人で墓場までもっていっても何の価値も無いので、こういう仕事(仲人士)を選んだ以上少しでも皆様の参考になるならば喜んで書いて見たいと思います。

    私自身極めて恋多き男だと自覚しています。ちょっと古いですがモーニング娘。の大ヒット曲「ラブマシーン」(恋愛製造器)のモデルじゃないかと思っているくらいです。

    さて、恋の話と言えばまずは初恋についてからお話しをしなければいけないでしょう。

    私の初恋は小学校4年生の時でした。

    以下次回に続く

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